pin pin pin 修理のご質問 pin pin pin

修理をご依頼されたお客様との修理内容の確認 ・ご質問等を掲載しています。
修理をご依頼されるときの参考にして頂けたら幸いです。


<修理依頼内容>
紳士靴3足 オールソール張替
・チャーチ モンクストラップ:ソールに穴、アッパーガラス加工で、ボール部(指の付け根の曲がるところ)付近にひび割れ、 他店で1度張替をしている。
・チャーチ ストレートチップ:ソールに穴、ガラス加工で比較的コンデションは良いが、かかと上部の傷み方がはげしい。他 店で1度張替。
・ロイドフットウエア:ソールがへたっている。アッパーカーフのタンニン鞣し。小指があたって痛い。
この度は、ご依頼ありがとうございます。
お送りいただいた靴(チャーチ2足、ロイド1足)、間違い無くお預りいたしました。

ご照会の件についてお答えします。

・ソールの張替、了解いたしました。問題ございません。

・前回の修理の際に、大きくなったような気がする、というものに関しましては、チャーチのモンクの方だけ、ソールを外してみました。 これといった、問題点は見当たりませんでした。ただ、やはり中の詰め物が中央にいくほどへたっておりますので、それは復元しておき ます。
あと考えられるのは、ソールが新しくなることにより、〃返り〃が悪くなり(新しいうちは仕方がないですが、手で曲がりやすくしてや れば、効果があります)、かかとが曲がる際に着いてきにくくなって、ブカブカした感じになったのでは、ないでしょうか。
これに関連するのですが、かかとの内側(腰裏)の傷みが気になります(特にチャーチのストレートチップ)。
かかと上部のパイプの部分は、素材がガラス仕上げの革ということもあって、ある程度は仕方ないですが、腰裏を補強することによって、 寿命はかなり違うと思います。

・ロイドの小指があたるところは、伸ばしておきます。

・つま先に関しては、とりあえず必要はないと思われます。
・靴べら(イタリアンシューホーン\2500)でよろしいでしょうか。色が、ブラウンとダークブラウンの2色ございますので、ご指定くだ さい。

・カタログは用意しておりませんので、webでお願いいたします。

従いまして、今のところ
・オールソール:8500×3
・腰裏補修:2000(チャーチストレートチップ)
・ストレッチ(伸ばし):800(ロイド)
・シューホーン:2500
といったところです。

お手入れに関しては、Q&Aのお手入れ編「お手入れの基本的なことPart1〜3 」をご参照ください。
チャーチに関しては、前にも書きましたが、ガラスなので、あまり効果がないかも知れません。

「早速のメール有難うございました。ご提案頂きました下記の修理お願い致します。
・オールソール:8500×3
・腰裏補修:2000(チャーチストレートチップ)
・ストレッチ(伸ばし):800(ロイド)

(シロウトの強み?で)教えて頂きたい点があるのですが、ご多忙中恐縮ですが、もしご教示頂ければ嬉しいです。

@私の感触では、チャーチ2足のうち、ご指摘の通りモンクの方が、よりへたっているようですが、腰裏補修が必要なのはストレート チップなのでしょうか(チャーチ2足ともかなりへたっていると思いますが。。。)

Aチャーチのほうは、素材がガラス仕上げなので、手入れの 効果はあまりないかも。。。との事ですが、基本的にHPで紹介されて いる手順で、延命を図るという方法になるのでしょうか?(特にモンクの方のアッパーのひび割れが気になるのですが。。)

以上、恐縮ですが、宜しくお願い致します。
なお、
・シューホーン:2500円
については、ダークブラウンをお願い致します。」


>>こんにちは。
お聞きになられていることは、ごもっともです。遠慮なくお尋ねください。

はい、モンクの方がアッパーのボール部(指の付け根の曲がるところ)あたりの傷みが大きいです。 ただし、かかとの上部(ちょうど縁にあたる部分)がストレートチップの方が傷んでおり、気になるのが裂けてくるのではないか、と いう危惧があったからです。
僕自身は、構造的に履けるのであれば、お客様がそれを望むのであれば、修理をさせていただくものです。
確かに、モンクのひび割れは、直りませんし、せいぜい現状維持がやっとでしょう。(お手入れは基本的に変りません)ですから、も しそれにお金をかけてオールソール修理をするというのが、どうかと思われるのでしたら、そのようにご指示ください。対応させてい ただきます。
ストレートチップのかかとは、このままだと構造的に履けなくなる可能性があったので、提案いたしました。
紐は解いて脱ぎ履きしていただいているでしょうか。その分、モンクより負担が大きかったのではないかと推測します。

力量不足ですが修理という手段で、お客様に満足していただくのが、仕事だと心得ております。
なんなりと、おしゃってください。
これで、お答えになっているでしょうか。宜しくお願いいたします。

「早速、回答頂き有難うございました。
回答頂いた通り、下記の修理の継続をお願い致します。
・オールソール:8500×3
・腰裏補修:2000(チャーチストレートチップ)
・ストレッチ(伸ばし):800(ロイド)

一点、モンクのヒビ割れの関連で追加で教えて頂きたいのですが、このヒビは直らないとあきらめるとして、今後、新しい靴をはく際に、 ヒビ割れしにくいような手入れ・はき方等、特に気をつける必要がある点があれば教えて頂きたく。宜しくお願い致します。
以上、何度も申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。 」


>>あらためまして、修理のご依頼ありがとうございます。
精一杯修理させていただきます。

修理期間は約2週間ですが、現在少々込み合っておりまして、多少の遅れは、ご了承ください。

ご照会の件につきまして。

まず今回のことに関連して、ガラス加工のものは、防ぎようがございません。
リーガルでもよく見かけますが、ほぼ間違い無くボール部(曲がるところ)にひび割れを確認します。
顔料による通気性の悪さ、そして革の種類がキップという仔牛と成牛の中間くらいのものを使用している場合が多く、カーフ(仔牛)に比 べると、厚く繊維が粗いということが原因です。

手入れに関しましては、ですからガラス以外のものを選んでいただく、という前提で「御手入れの基本的なことPart 2」にありますように、 適度な水分と油分、そして通気性を確保することです。
購入した際の新品時は、革が乾燥しておりますので、デリケートクリームのような、蝋分を含まない、水分を多く含んだクリームをたっぷ りと塗ってやる。かかとの上部や内側にも塗ってやれば効果的です。
そのあと蝋分を含んだ普通のクリームやワックスで磨く。
蝋分は、革の表面に膜を張り(防水効果)、ツヤを与えるのですが、その分通気性も低くしますので、塗り過ぎずに、次回のお手入れ時には、 ステインリムーバー(クリーナー)で、一旦蝋分を落してやる。
その際に、購入時のようにデリケートクリームを薄く塗ってから、通常のお手入れをして頂ければ効果的です。
長期保存の場合は、デリケートクリームだけで、蝋分を含んだクリーム類は使用せずに、通気性を最高の状態にして、保存してやってください。

履き方に関しては、びしょびしょになるまで濡らさない、というのが大きいでしょう。
少しの水分は、必要なくらいで問題無いのですが、革が水分を含み切って、重たくなるようですと、乾く際に時間がかかって、油分も抜けて しまいカサカサになってしまいます。手でも一緒ですよね。

まあ、ざっとこんな感じです。
ただ、あまり神経質にならずに、頭のどこかにちょっと残しておいて頂ければ、よいかと思います。



<クロケット&ジョーンズ 黒のストレートチップ修理依頼のお客様からのお問い合わせ。>

オールソールの張替をお願いいたします。
つま先合成ラバー、かかと半革ラスターにてお願いいたします。
なるべく元の仕様をと思っております。
お見積もりいただければ、助かります。 宜しくお願いいたします。
>>この度は、ご依頼ありがとうございます。
本日、間違い無く靴(クロケット&ジョーンズ)お預りしました。
修理内容について、少しお尋ねいたします。

・つま先合成ラバー、了解いたしました。

・かかと半革ラスター、了解いたしました。同様の外側斜めのくさび型を使用いたします。

・仕様の復元というところですが、どこまでいたしましょうか。こちらでは、基本的にぎん面を残した仕様で、グッドイヤーの場合は、 チャネル(縫い糸を隠す)は施さず、かかとに打つ釘も2箇所にしております。 (修理見本の写真2
これは必要最低限、むしろその方が履くことを考えた場合、プラスであるという判断から、そのようにしております (お客様の声、ご 参照ください)。
ご希望であれば、写真7の様な(なるべく元の仕様)、仕上げも可能ですが、お値段が

・アンティーク仕上げ・チャネルあり:プラス2500円
・アンティーク仕上げ・チャネルなし:プラス1000円となります。

靴、コンディション、すべて問題ありません。

納期は2週間ですが、只今混み合っておりまして、多少の遅れはご勘弁ください。
何か不明な点がございましたら、下記の方までご連絡ください。

「こんにちは。基本的な仕様(チャネルは施さず、かかとに打つ釘も2箇所)でお願いします。」

>>ソールの仕様、了解いたしました。 従いまして、修理費は
オールソール:8500
消費税:425
送料:600
ご請求額:9525円
となります。
仕上りましたら、お知らせいたしますので、今暫くお待ちください。




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